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小児リハビリ 水陸の運動効果の違い   2014.07.12

過日、国際アクアセラピー総会(ATS)で受講した講座。『小児リハビリとしての水泳とアクアの運動効果』(Effects of a movement and swimming program on vital capacity and water orientation skills of children with cerebral palsy PubMed)。チョット気になる事があり、配布資料(研究レポート)を読み返しました。医学用語が多く、難解な文書。講座の中で推薦された書籍(Aquqtic for Children with Challeges by Susan Grosse)を参考に読みました。要旨をまとめました。

5 今野純AD研究所
今野 純

 



痛風(CP)の子供たちへの水中運動
Aquatic Exercise for Children with CerebraI Palsy (CP)

小児リハビリ 1水陸での運動療法の違い

痛風の子供たち、および脳性麻痺の子供たちへの水中運動は、持久力や筋力、運動技能や機能、とても効果的である。理学療法士が陸上で行う運動療法より水中運動の方がよい成果が得られた。この数年間の研究成果によると、特に脳性麻痺の子供たちの健康状態が全般的に改善された。

この研究では、脳性麻痺の非歩行の子供への水中運動は殆どが有酸素系と抵抗負荷での筋強化だ。 筋収縮の速度、車いす持続性、外見的な姿勢の改善が見られた。運動機能全般がアップ。一方、陸上での運動療法では、その効果が低く、非歩行の子供への効果は殆ど見られなかった。

水中での運動環境の優位性

水中と陸上の運動環境を比較すると、陸上では十分な筋強化を引き出せなった。それだけではなく姿勢の矯正、動作モーター制御、身体バランス、動作の不安定さを軽減する筋痙縮の改善、有酸素系や抵抗負荷系の運動など、陸上よりも水中の方が有利な結果を得た。

水中での測定項目

その多くは水の浮力のためである。色々な筋調整の効果や身体バランス、そして姿勢のコントロールなどネガティブな影響を浮力が補ってくれる。水中での脳性麻痺の子供は多くの自由を得た。多様な運動が可能なった。水中での運動環境は彼らに有酸素系運動能力を安全に効果的に確実にアップした。このことはテレメトリー心拍数ストラップと格付け(PerceivedExertion specijcally Children)を使って検証した。次のような検査項目で測定した。つなわち…

◎泳いだ長さ
◎浅い水中でのタックジャンプ
◎大また歩きとジャンプ
◎その場での方向変化と回転運転
◎壁面でのキック

図書 表紙無接触での浮いた動きが大切

水中での運動環境での特徴は、プール壁面を使った様々な動き。ヌードルなど浮き具を使った浮いた姿勢での動き。ビート板を使ったキックの動き。首に掛けたフロートカラーや肩にはめたバランスリングを使った動き、などがとても効果的だった。水中へ参加した子供たちは柔軟性・呼吸機能・筋力・足どり、そして、総体的な運動機能が全員改善した。陸上へ参加した子供たちの場合、改善にバラつきがあった、水陸での比較研究に参加した脳性麻痺の子供たち全員の疲労レベルの改善が水中の方が良い結果が得られた。

指導上の3つの留意点

風痛の子供たちへの水中運動を実施するに当たり、特に3つを考慮した。すなわち…

◎グループ環境であっても個々にムリのない範囲での動きであること。
◎健康を損ねるうような強度・回数・頻度を避けること。
◎プール環境が関節可動域に与える適度で安全な動きであること。

脳への過度な刺激は避ける

脳性麻痺の子供たちに関しては、とりわけ身体の動きの様々な部位で身体障害を起こすムリな動きを避けた。浮いた姿勢での無秩序な動きなど脳へ与える様々な影響を考えた。さらに、四肢麻痺でムリな動きは避けた。

乳幼児への水中指導の意義

動作と姿勢、二つの活動制限は、しばしば感覚、奥行知覚、および視覚への認識問題、コミュニケーション能力の騒動が伴う。これは水中は陸上よりも安全であり、大きな成果が得られる。陸上での危険性に比べ、水中は約3分の1に抑えれれる。従って、近い将来、脳性麻痺を患う赤ん坊へより積極的に水中運動を奨励することになるであろう。

以上