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facebook journal  2017年8月より   2017.08.08


■ 日本の国は巨大な温室 17/08/31

イスラエルを二度訪問しました。ある日の日曜日,市営バスに乗った時,高校生らしき男女が集団で乗車。カーキ色の上下軍服。肩には小銃。バスが揺れる度に銃口が触れガチャガチャ音がする。若者たちは何やら楽しそうに話している。軍事訓練日でした。市内にある小公園の地下は有事の避難場所。地下鉄駅も地下駐車場も避難場所。地上は華やかな街並み。が,地下は有事の備え。これが世界の厳しい現実。日本へ帰国すると気が抜け,次第に「現実」を忘れてしまいます。日本は国全体が巨大な”温室”なのです。

冷戦終了,ソビエト崩壊。東西ドイツ統一。ユーロ連合スタート。30年前,世界は大きく変わった。ヨーロッパの次はアジアの番。東南アジア諸国の急速な経済発展。やがて「北朝鮮」が崩壊。「中国」も民主化。30年後,世界は再び大きく変わる。何が「引き金」になるか。その時,日本はどうなっているのか?


■ 塩と砂糖 民族性の違い 17/08/30

美味しい料理に欠かせない砂糖と塩。舐めてみれはすぐ分る。が、見た目は全く同じ。双方は異なる物質です。砂糖は有機物で塩は無機物。熱(火)を加えると砂糖は変化するが塩は変化しない。

民族性を物質に例えると、朝鮮民族は「塩」、日本民族は「砂糖」のよう…環境が「火」だとすると、日本人は環境変化に敏感に反応する。時に過敏すぎる。が、韓国人は反応しない。北の「核」も南の「慰安婦」も、そう思い込んだらなかなか考えを変えない。塩は塩…砂糖には成らない。成る必要もないのかも知れない。双方の程よいブレンドを考えた方が懸命。そう思っています。あなたはどう思いますか。

リスクの高いグアム沖より無防備な釧路沖へ。大使館のま向かえだけでは気が済まず、市営バスの最前列にも少女像を座らせる。いずれもヤリ過ぎです。立場を変えて考えて見ては如何ですか…と問いたい。が、民族性の違いなのでムリ。そう受け流した方がイイ…。

Life Tastes Better with Sugar and Salt

日韓問題。過去の歴史や経緯が複雑な上に相互に懐疑的なので余計分らない。年数回、訪韓します。若い韓国人と接する機会が多い。サッカー日韓ワールド杯(2002年)以降、韓国青年の方が意外に平気で歴史や政治の話をしてくれます。国際化への教育の成果があり、日本人より現代史の知識が豊富。今の日本の教育内容では彼らと冷静に日韓問題を話し会うには日本側の理解や認識が不足しています。政治家の中には未だに時代錯誤的な解釈で誤解を招く発言をする訳ですネ。近い将来、準備が整い、日韓問題の「ボタンの掛け違い」について冷静に話が出来る事を願っています。

■ 夫の信念を支えた妻の覚悟 17/08/28

北欧の国、ノルウェ-とスウェーデンの違い。その歴史や背景や国民性の違いを知るアジア人は少ない。同じように東アジアの国、日本と韓国の違いを知る欧米人も少ない。私たち日本人は、隣国の韓国についてどれだけ知っているでしょうか。今では頻繁に往来する両国ですが、互いに知っているようで意外に知らない。それが実情ではないでしょうか。

昨夜、TV特番『金大中拉致事件』(1973年8月)を観ました。都心大ホテルに宿泊中の韓国民主化を代表する大物政治家が忽然と失踪。1ヶ月後、ソウル自宅前で発見された。謎の多い事件。当時、フィリピンから帰国したばかりで就活中だった私は日々新聞数誌を読み漁っていたのでこの出来事をよく覚えています。このTV番組は良かった。そのワケは、拉致された政治家本人(後に第15代韓国大統領になった)はさて置き、彼の陰にいた偉大な妻・李姫鎮(Lee Hee Ho)さんに視点を当てた編集内容だったことです。

夫の政治家の信念を貫かせた大きな支えは妻の存在。夫は二度暗殺されそうなった。妻は生死を掛けて阻止した。韓国女性の“鏡”とも言える超一級の才女の生き様を詳しく伝えた。夫は2009年に死去(享年85才)、妻は今も健在。韓国女性は世界一長生き。どうかご健勝で…。

私たちは意外に現代史に疎い。ましてや“近くて遠い国”と揶揄される韓国の歴史に詳しいヒトは珍しい。例えば、私が最初にアクアを教えに韓国を訪れた時(1993年?)。夜11時(?)以降は外出禁止。月一回のペースで市民全員の避難訓練が実施していた。酒場でカラオケ“いとしのエリー”を熱唱したら目の前で騒動になり、店を追い出された。ついこの間までそんな事態が続いていた。南の国家権力が政治家を…、北は少女横田めぐみさん(1977年)を隠密裏に拉致。韓国の歴史や背景や国民性への理解なくしてこれを断じることができない。

北欧の国々のような完璧な相互理解はムリかも…。しかし、日韓両国の相違点は少ない。共通点がはるかに多い。互いの立場を尊重しながら相互理解を図らねばならない。44年前、東京のど真ん中で白昼堂々起きた拉致事件。そのTV番組を観ながらこれからの日韓関係を少し考えました。


■ プールでわかるクラブ経営の本音 17/08/27

ご覧あれ。多様なアクアギア。プール施設を運営する人々の「考え方」が見えて来ます。オーナーやマネジャーのクラブ経営の「考え方」。スタジオやジム,その他の施設の在り方。常にメンバー側から見たクラブの価値,存在への「考え方」。何を大切にしているのか…。この数々のギア類を使いこなせるイントラたちがいる。それもヨーロッパの大都市にいる。ギアを好むメンバーがいる。上から下まで質の高さが分かりますね。

ちなみに,このクラブはヨーロッパで最も有名なクラブ「ホームズ」ユーロ諸国をカバー。確かアテネ(ギリシャ)が第一号店。アメリカ人がマネーゲームの中,何処かに置き忘れてきたクラブ経営の本質。クラブライフ。今やヨーロッパ人が復活している。ホームズはその象徴的なクラブ。ソフト&ハード両面でのクオリティーの高さが評判です。私たちニッポン人,アメリカ人の”二の前”に…イヤ…”成り損ない”になろうとしています。クラブ経営に携わっている方々へ。「マネー」より「ライフ」が大切。ヨーロッパ人に学びましょう。

このヨーロッパ一の良質クラブでアイチが全店で導入されます。ホームズでたとえ一つでもクラスを持っているイントラは一流の証。導入されたギアもプログラムも一流の証。そう世間が評価しているようです。何事も「量」より「質」が大事。大したモノです。


■ 祭りは地域活性化のシンボル 17/08/26

国内総会の残務整理で出勤。急に外が騒がしくなった。地元のお祭りでお神輿が来た。太鼓・鐘・笛の音。軽快なリズムに威勢のイイ掛け声。お神輿はイイですね。ワクワクしてきます。

地域社会を活性化するこのような伝統的な行事。事もあろうに“騒音”だ…“迷惑”だ…と騒ぎ立てる輩がいるらしい。実に下らん変なヒトたちです。


■ コーチは服を着た価値観 17/08/25

遠い昔、水泳コーチでした。当時の仲間から長電話。彼はこれまでに五輪スイマー二人を育てた。そして、2020年、東京パラ五輪スイマーを育てている…とのこと。彼だけではなく、元五輪水泳コーチも引退後、パラ五輪スイマーを指導中とのこと。心温まる話をたくさん聞きました。

さて、『コーチとは価値観が服を着て歩いてる存在だ』当時この言葉をよく使いました。米国水泳チーム、ヘッドコーチだった故ジョージ・へインズ氏が口癖たっだ言葉です。帰国後、得意になって周囲に言っていました。つまり、コーチはあらゆる場面で、その一挙手一投足がメッセージ。何を褒め、何を注意するか。どんな言動に微笑むのか、眉をひとめるのか。価値ある言動は何か。逆に価値がない言動は何か。陰に陽に価値観を内面化することでスイマーの成長を支える…。私はそう解釈していました。

この言葉を彼(元コーチ仲間)は今も使っている。後輩コーチに言い伝えているとのこと。嬉しかった。


■ シンプルな質問ほど本質を付いている 17/08/24

ラジオを聴きながら自転車通勤してます。「NHK子ども科学デンワ相談」を聴きました。夏休み終盤。小学3・4年生の質問が特に面白い。回答者は現役の若い科学者。以前は某大名誉教授や元某研究所所長などお爺さん科学者が多かった。が、世代交代。小学生の素朴で本質的な質問に的確に簡便に回答できるヒト。一方、どうしても科学用語を使わないと上手く説明できないヒト。回答者の頭脳レベルが垣間見えるのがこれまた面白い。

さて、今日の質問。小学3年生の男子。昨日の甲子園決勝戦の観戦(?)で気付いた点。TV画面を消音にて「目」で観ながら、ラジオ中継を「耳」で聴いていた。その理由はラジオの方が詳しくて楽しい…からとの事。目の方が耳よりほんのわずか遅い。電波のスピードに微妙なズレがある。何故か…と言うのが質問内容。画像の方が電波処理に手間がかかるから…と言うのが回答。回答者は用語を多用して説明。が、その子は「ウ~ン…良く分らない」と返事。別の回答者が“助け舟”を出してやっと納得したようでした。

質問者がハッキリ本質をついた内容で短い言葉か否か。回答者が易しい言葉で短く明確に説明できるか否が。それがポイント。勉強になりました。

大人の質疑応答も同じ。グダグタと長い問いと答え。専門用語を使い難しく質問したり回答するのは極めて怪しい。誤魔化しが多い。何故ならば、本質はいつも単純で明快だからです。ご注意ください。


■ 欧州アクア界のリーダー 2  17/08/23

昨日、来日中のフランシスコ&ジョアナ両人と横浜駅北口で待ち合わせ。が、何と北は二つあり、私は中央北、彼らは北。お互いに待ちぼうけ。スマホ世代の彼らは写メで送信(写真)。スマホ超初心者の私、どこに着信したのがが分らない。時間ロス30分。痺れを切らし、お客の筈の彼らが私の場所に来てくれました。全く面目ない次第です。

山下公園前の名門ホテル。戦後占領下、GHQマッカッサー将軍が定宿にした。当時のままで彼の部屋が保存されています。ホテル玄関前でツーショット(写真)。

ところで初の日本旅。何が一番美味しかった…訊いてみた。「タコ焼き」と「お好み焼き」…。そして最も印象深い光景は京都・鴨川の「灯篭流し」…との事でした。次回、サクラ舞う時に訪れたい…との事。ご尤もです。

彼ら二人は生まれも育ちもポルトガル北部の古都ポルト。国名の由来になった街。街中が世界遺産で埋まっています。ヨーロッパ屈指の魅力的な街です。バキャラオと呼ばれる乾燥タラ料理があります。庶民の家庭料理です。タコ焼きやお好み焼を好む外人は珍しい。同様にバキャラオを好む外人も珍しい。飾り気けなし、素朴な味。大好きです。食べ物の話で盛り上がりました。お互い“変な外人”でした。


■ 欧州アクア界のリーダー 17/08/22 2

来日中のヨーロッパ・アクア界のリーダーの一人、ポルトガル人のフランシスコ・エスティバご夫婦と横浜駅で会いました。シーバスで山下公園へ。そして、中華街をブラ歩き。お粥の名店でランチ。楽しい半日でした。

彼ら二人は初来日。が、既に京都・奈良・大阪・名古屋と観光済み。事前に日本文化の事をよく勉強してきたようです。私以上に詳しく知っていました。そして、各地で名物を食べ歩き。とても楽しい旅だったようです。また、来てください。

 


■ あやふやな夏の一日 17/08/22

8月、初の自転車通勤。関東では雨が16日間続いたとのこと。今夏は各地で異常な大雨でした。深刻な被害が多発してます。今日の横浜、自転車日和でした。が、風は既に秋です。

雨・風・雪の日は自転車には乗らないことにしてます。一昨年、次期首相の噂があった大物政治家が落車。未だに入院中。あんな自転車事故が起きる。年齢相応にバランスが劣ってきているので特に注意しています。


■ 空芯菜の思い出 17/08/21 3

昼時、ふらりと入った中華店。壁に「空芯菜炒め」のメニュー。早速、注文。が、味はイマイチでした。シャキッとした独特の歯ごたえがない。オイルも少々多め。火加減が弱すぎるのかも…。野菜炒めはスピートが勝負ですからネ。

半世紀前、フィリピンで3年間暮らしました。空芯菜は英語名“Sorashin’na”と言うらしい。が、人々は“MorningGrow”と言ってました。俗名なのでしょう。給料日前はいつも金欠。こんな時は道端に並ぶ屋台へ。コレ一皿とガーリック炒めの大盛りライスを注文。何も言わずとも、行きつけの女将は少々の岩塩を添えてくれる。今もあの時のあの味が忘れられません。青春期のイイ思い出です。

昨年末、タイ北部のチェンマイへ。ナイト・マーケットで食べた。二皿も…。シャキシャキ…上手かった。素材の新鮮さと熱帯の気候、それが旨さを引き立てるのかも…。


■ 日本が変わる 2025年問題 17/08/21 2

この10年間で日本の人口は700万人減少する。生産人口が7000万人となり,65歳以上が3500万人になる。2025年には団塊世代が75才以上へ。日本人の3人中1人が高齢者。5人中1人が超高齢者へ。10人中1人がボケ老人になる。元気な高齢者を増やすにはどうすればイイのか。プールで何ができるか。


■ 日本をダメにした5人組+1人 17/08/21

|細川護熙|羽田孜|村山富市|鳩山由紀夫|菅直人|

江戸時代なら熊本藩主。お殿様の子孫、細川護熙が第79代内閣総理大臣になったのが1993年8月。日本転落バトンレースのスターターです。そして、アンカーが菅直人。第94代内閣総理大臣。あの日(3・11)、3日間、官邸内にクモ隠れ、震えていたヒトです。彼が辞任したのが2011年9月。この間(18年間)が俗に“失われた20年”と言われています。日本経済が世界第2位から第27位へ転落した時期です。彼らは独自の進化をしたガラパゴス人。だから、何もしなかった。何も出来なかった。日本をダメにした5人の総理大臣たち。日本現代史に長く記憶されるガラパゴス人たちです。

最も大切な事は、このガラパゴス人をニッポンのトップにしたのは誰か。誰でもない。私たち一人ひとりなのです。政治に無関心。日本の事を考えない。私たちも立派なガラパゴス人なのです。覚えて起きましょう。

彼らは私たちを象徴している存在です。私たちも彼ら同様に「自分以外はどうてもイイ…」と思っている。身勝手な人種。いつの頃からこんな新種のニッポン人に進化したのでしょうか。進化ではなく退化しているのかも知れませんね。

今では“陰”が薄いので忘れていました。日本をダメにしたヒト、もう一人います。そのヒトは、あの日(3・11)、自分の選挙区なのに…美人秘書(?)を連れてハワイへ高飛び。後日、離婚。奥さんから見捨てられた自称「陰の首相」…。このヒトを加えると<5+1>になります。

5人組の一人、羽田さんが他界(享年85歳)。合唱。


■ スポーツは人生の縮図 17/08/19

生まれ育った仙台。育英高がベスト8へ。久々に甲子園ゲームをTV観戦しました。勝利の女神が育英へ微笑んだ。が,勝敗の差はない。女神の気まぐれ…とも思える好ゲームでした。若者たちの悔し涙が眩しく感じました。もしかして,このゲームが今回の”決勝戦”だったのかも知れません。「スポーツは人生の縮図」と言われます。勝敗を決する。喜びと悲しさが紙一重の差。悔しかったら再び立ち上がる。それがイイ。感動しました。


■ 家族以外は使い捨て 17/08/18 2

あのヒト(大統領)の気まぐれ人事発動。ケネディーさんからハガディさんへ。新駐在日米大使が昨日急遽赴任。大使不在より増し。そう理解しましょう。「北」も「米」も予測不可。期待していただけにガッカリです。


■ 温泉地の次の一手 17/08/18

都心周辺の二大観光スポット。山の箱根と海の熱海。今や熱海は通勤圏と化した観があります。が,お盆のこの時期,家族連れで駅も土産店も大混雑していました。

ひと昔前なら”ドンチャン騒ぎ”のオジさん団体客で大賑わいしたMEGAホテルも今は小グループかファミリー客に様変わり。マーケットの変化に早々に対応した処,様子見で遅れた処。日本一の宿泊産業の”メッカ”熱海に日本社会の縮図を見ました。

海岸通りへの川添えの遊歩道で見かけた小オブジェ。センスの良さが気に入りました。さずが熱海。


■ 今も生きてた寛一お宮 17/08/17

数年ぶりでファミリーツアー。熱海へ。熱海と言えば 昭和世代の私たちは小説「熱海殺人事件」(つかこうへい)…。あれほと面白いストーリーは後にも先にも読んだことがない。が,大正世代なら「金色夜叉」(尾崎紅葉)。貫一・お宮の切ないラブストーリー。

〜熱海の海岸散歩する/貫一お宮の二人ずれ/共に歩むも今日限り/共に語るも今日限り〜

名物お宮の松も今は2代目。前を通る平成世代の若者たちは全く関心がない。これも時の流れ…。切ないネ。


■ 公開日記 Let’s It Be  17/08/09 2

この時期、国内総会の準備で狭い事務所は足の置き場もなくなります。ワタシは“粗大ゴミ化”(?)します。口は出さない。下手に言えば面倒になるだけ…。明日から会場へ移動します。ボランティアの皆さまと顔合わせ。ミーティング。いよいよ3日間が始まります。後は無事終了を願うのみ。

会場でも身の置く場所がなくウロウロするだけ…。会場でお会いしたらお声をお掛けください。どうぞ宜しく。

そんな訳で、日頃から思いつくまま勝手な内容をアップしているワタシ流ジャーナル(フェースブック)はしばしお休みです。


■ ヒトの二大特徴 嫉妬と自我 17/08/09

人間の特性といえば、目に見えない諸事に対する欲望。取り分け「嫉妬」(envy)と「自我」(ego)はその代表です。自分は特別だと思われたい。だから、自慢話が大好き。争いが大好き。勝敗をハッキリさせたがる。嫉妬も自我もないヒトは一見良さそうですが、活力がない。面白さがない。詰まらない。逆に過度なヒトは危険。犯罪を犯すヒトもいるくらい…。他人に迷惑を掛けないのであれば、自己成長力の源泉になる。嫉妬も自我もほどほどに…。前向きに活かそう。


■ 地味なヒトは静かに去る 17/08/08

「命」は神の領域。生も死も如何ともし難い。40代の女性がガンで死去。身内だけでの家族葬とのこと。お別れのご挨拶は遠慮しました。たまにお会いする程度でしたが、いつも笑顔でテキパキ動く働き者。そんな印象が強い方でした。

死について深く考える事は殆どありません。いつかは必ず来るでしょうが、その日がいつなのか。正直、知りたくもありません。ヒトは死を考え始めた途端に死を恐れる…と言います。恐れず。動揺せず。日々明るく振舞い、残された運命を精一杯生きる。死者への生者のせめてもの勤めです。

安らかにお休みください。合掌。


■ 日本文化は会話より翻訳 17/08/07 3

日本はスゴイ…つくづくそう思いました。翻訳に感謝。感激しました。

日本での語学は「会話」より「翻訳」。文法が最重要視されました。古くは飛鳥・奈良の時代から変わっていません。例えば、遣唐使や遣隋使の多くは大量の経典を買い集め、持ち帰り、長い時間を掛けて完訳したのです。そのお陰で仏教聖典の多くは本場インドや中国ではなく、今ではこの日本にある。江戸末期から蘭学の中心は英語になり、大量の技術本が翻訳されました。明治以降、理科系はドイツへ。文科系はイギリスへ。実に沢山の国費留学生が多様な書籍を持ち帰り、翻訳しました。ある意味、原書より優れた翻訳が沢山あります。

今回、私が感謝・感激した翻訳本、原題は“Gretist Speeches”(伝説のスピーチ)by Napoleon Hill。世界的なベスト&ロングセラーズ『思考は現実化する』の“タネ本”です。1922年、セーラム・カレッジ卒業式で著者が話した内容。タネ本があるらしい…とは知っていましたが、まさか既に翻訳されているとは思いもしませんでした。毒食えば皿まで…どうせやるなら、最後までやり通そうと言う日本人の拘りの一端を感じます。

セーラム・カレッジでは『虹の端を追い求めて』と題してスピーチしたそうです。原稿は簡単なメモ一枚のみ。成功への5つの要件をスピーチ。これが後々、あの大ベストセラーに化けたワケです。


■ どうなる二大スポーツの行方 17/08/07 2

陸上も水泳も日本チームに勢いがない。何故だろうか。

“現場”に責任はない。彼らは頑張っている。例えば、ロンドンでの男子マラソンの川内さん。アクシデントに見舞われならもあわや入賞(?)か…の活躍。ブタペストでの男子四個メの萩野さんも同じ。スイマーにとって肘の骨折は致命傷だ。ランナーの足首骨折に似ていいる。それでも諦
めず懸命に頑張っている。

勢いのなさの根源は責任体制にあるのではないか…。誰がどんな責任を負っているのか。結果に対して誰も何も言わない。意見や議論がない。上はオリンピック委員会から下は水連や陸連まで、本気度が見えない。今の日本の国家体制にどこか似ている。これで2020年は大丈夫なのか。戦えるのか。どうするニッポン。どうなるニッポン。


■ あの人が再び来るのか 17/08/07

嬉しいニュース。キャロライン・ケネディーさんが再び米国大使に就任。前大統領オバマさんのラストトピックスとして実現した広島訪問。ケネディーさんの入念な根回しのお陰です。大の親日家。

日米関係重視とは言いながら、家族以外は“使い捨て”と揶揄される現大統領の人事。気に食わねば「お前はクビだ」と解任されるかも…。ケネディーさん、頼りにしてます。日本を宜しく…。

日米最初の宇宙TV中継は暗殺されたケネディー大統領の葬儀でした。奥さんとお子さんたちが道端に整列。父親へ最後のお別れをする画像が今も思い出されます。その後、数奇な運命を辿るケネディー家。一人娘の彼女は別格でした。若い頃から何度も来日。親しい方も沢山いるとのこと。彼女がいなければオバマさんの広島訪問はなかったに違いありません。


■ 今年もあの日が来た 17/08/06

72年前の今日,人類初の核爆弾が広島に投下。死者14万人。今も5万人が不明。なぜ,あの時期に原爆だったのか。「謎」が多い。6ヶ月前,ヤルタ会談で枢軸國ドイツと日本の分割統治が話し合われた。合意形成。北海道・東北はソビエト(ロシア)領へ。中国は合意に至らず。が,早速,満州へソビエト侵攻。日本への侵攻準備を開始。広島への原爆投下はそんなタイミングだった。

広島市民14+5万人の犠牲の上に北海道・東北へのソビエト侵攻が回避された。そんな見方もある。その後,朝鮮・ベトナムへと続く米ソ冷戦。情勢は異なると言えども,今も中東では悲惨な代理戦争が続いています。想定外だったのは中国。中国がどうなるのか。72年後,世界はどうなっているのでしょうか?


■ 日米の格差 見えるモノと見えないモノ 17/08/04

過日、SPORTEC 2017の帰り道、米国勤務が長かった知人と会い、お茶しました。日米社会の格差。共通性と相違性。など雲の上の話題を熱く語りました。

良くも悪くも、米国の発信力・影響力は群を抜いている。社会の変化には二種類。目に見えるモノと見えないモノ。目に見える変化は7年前後の時間差がある。見えない変化は20年前後。その変化が日本社会へ定着するのは約三割。これが定説です。が、インターネット時代ですから、情報は一瞬で拡散する。特に目に見える社会の変化は加速してます。が、目に見えない社会の変化はこれまで同様、ゆっくり時間がかかると思って間違いありません。

目に見える変化。実際にトレンドなのか否かは二の次。陰で利害関係者が意図的に作為的に誘導しているケースが多い。アメリカではいま云々…NYではいま“ブーム”です。などなど大袈裟に紹介する殆どが怪しい。日本の25倍も広い国ですからネ。人口は2倍ですが社会資本は9倍です。何とでも言えます。フェーク(偽)とは言いませんが、大なり小なりデフォルメしている。陰で舌舐めしている人々がいるかも知れません。ご注意ください。


■ 古本屋の書棚 あの人は今 17/08/02 4

昼、BOOK-OFFを覘いてみた。探していた本と出会えた。この瞬間が一番嬉しい。ワクワクしながら目次を読む。早速、購入。

隣の書棚にズラリ並んだ経営本。肩身が狭そうに並んだ数冊。いずれもかつて“時代の寵児”と騒がれた有名人の本。派手な帯で大袈裟なキャッチ。内容は成功へのノウハウ本とのこと。が、おおむね自慢話の数々。その後、経営不振や倒産でフェードアウト。裏表紙の顔がやや悲しそうでした。ご本人は今どこで何をしているのでしょうか。

書棚の隅に並ぶのはまだイイ…。その種の本の多くはキロ単位でスクラップへ。一寸先は闇。何事も調子に乗ると碌な事がありません。


■ 目先を変えて先へ進もう 17/08/02 3

「丁寧な説明…」がいつの間にか「人心一新」へ。第三次安部内閣スタート。お友達の“次期首相”(?)を裏方トップへ。ライバル派閥(?)の男女若手二人を“目玉起用”へ。さて、この“延命処置”、どの程度効果があるのか。長く続いた一強劇もいよいよ終演へ。カウントダウンが始まりました。


■ 他人同士の助け合い 17-08-02 2

今朝、自転車通勤中に見かけた光景。緩やかに曲がるバス通り。数名の男性たちが何やら騒いでいる。電動自転車で転倒。女性が倒れていました。頭(?)を打ったらしく「そのままで…」「動かさない…」と看護する人。デンワ(救急車?)している人。通行中の車に注意を促す人。

転倒後、間もなく通りかかりました。手伝いましょうか…と言うと「大丈夫です」「まもなく来ます(救急車?)から…」と。見ず知らずの通行人同士が連携プレーする。実に頼もしい光景を観ました。


■ 倉庫化しているプールのデザイン 17/08/02

過日、SPOTEC2017の会場でお会いした知人と立ち話。「近年プール施設の利用者が少ない」「何故だと思いますか」とのこと…。クラブにより事情が異なるので何とも言えません。そこで、プール施設のデザインを云々しました。例えば、国内で目を引く美しいデザインのプール施設は見た事がない。ほとんどが倉庫並み。ただの空間。デザイン性がまるでなし。これでは若いヒトは寄り付かない。どう思いますか。写真はシンガポールの民間クラブです。


■ 日本とイギリス スポーツ強化費の違い 17/08/01

世界水泳(ブタペスト)終了。日本はメダル数7個(金0/銀4/胴3)。オーストラリアでも10個なので結構、健闘したようにも見える。が、そのオーストラリアの選手の顔ぶれ、何と半数がニューフェース。今回、大健闘のイギリスも半数が新人。圧倒的な強さの王者アメリカはメダル数33個。が、そのうち8個は新人がゲットしたもの。世代交代が進んでいます。ちなみに、競泳発祥国イギリス、面積も人口も日本の70%前後。が、オリンピック選手強化費は日本の3倍とか。意外にこの差がメダル数に現れているのかも知れません。さて、あと1000日弱で東京です。リオでの好成績に浮かれていたら、2年後、この有様です。これで戦えるのか。どうなるニッポン。