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facebook journal  2019年11月より  2019.11.30


■ 指導者の立つ位置はどこか 19/11/29

箱根駅伝で名を上げた名監督が時折メディアに顔出す。正月まで後1ヶ月なのに…。余裕なのか焦りなのか…。指導者の“存在意義”はただ一つ。選手に「喜び」と「勇気」を与える事のみ。指導者が選手より前に出るのは選手を守る時だけ…。それ以外は後ろに隠れてている。そんな立ち位置でいなければ決して良い結果は出せない。勝負の世界は甘くはない。

今日、別件で知人からデンワ。彼は以前、五輪スイマーを育てたコーチの一人。今はパラリンピックの日本代表選手を教えている。スイマーの一人が過日イギリスでのパラ世界選手権で世界新で金メダル。東京五輪内定。以前、派手な「表」(オリンピック)で活躍していた競泳コーチの何人かは現在、地味な「裏」(パラリンピック)で腕を振るっている。“よかったネ”と言うと「彼らの役に立てて本当に良かった」「泳ぐのは彼らですから…ね」と謙虚。彼らより目立つのは良くない。今も昔も同じ原則です。世界はそれ程甘くない。


■ 青木美樹さん 誕生日 おめでとう 19/11/27

今でこそ国際アクアフィットネス総会(IAFC)の“大舞台”を踏んだ日本人は32名います。が、最初のヒトは青木美樹さん。1993年ラスベガスでした。日本人アクア指導者の代表として実力は申し分なし。当然です。が、度胸がある。信念がある。何度目かの国際講師に選ばれた時、日本から持ち込んだ講座で使うカセット・テープ(当時はそうだったのです…)が作動不能に…。スタッフの操作ミスでテープが切れた。泣き顔のスタッフに笑顔で“大丈夫よ”と励ました。音響機器の隅に置いてあった誰かのテープをチョイと取り“是かりますね”と言い、それでプレゼンテーションをした。大喝采。どんな環境でも、どうな条件でも、動じない。対応力と平常心。プロの姿勢を見ました。

手元にある最も古い写真は1998年2月のAEA養成コース。長年、AEAトレーナーとして後進の育成をしてくれました。今もバリバリの現役でお元気。ますますのご活躍を…。


■ 独り勝ちの大国が世界を動かす 19/11/26

画像に含まれている可能性があるもの:テキスト今年も間もなく一年が終ろうとしています。今年は例年になく海外へ出向く回数が少ない一年でした。5ヶ国で中止か延期になりました。ギリシャ、イタリア、ポーランド、チリ。そして韓国です。韓国に関しては、連日、報道されている日韓政治問題が根底にあるようです。私もどき私的なアクア講習会にも何らかの“政治的”プレシャーが影響していると聞き、深刻さを痛感します。そして、ユーロ諸国のキャンセルは経済問題です。南米チリは市民騒動。香港ほどの深刻さではないようですが、治安の悪化が理由です。

不安定な世界経済。一人勝ちのアメリカが世界の景気の明暗を分けていると言っても過言ではないようです。来年は台湾(3月)、タイ(4月)、アメリカ(5月)、中国(5月)、アメリカ(6月)、コスタリカ(7月)、オーストラリア(8月)、スペイン→フランス→ポーランド(9月)、チリ(11月)の予定です。が、不安定な経済情勢は当分続くでしょうから、来年もどうなることやら…。とりあえず来年も健康に気を付け、体力と気力を養っておきます。


■ 美人の国はクレオパトラの故郷 19/11/19

父は日本人、母はアルジェリア系フランス人。名女優への階段を登りかけたそのタイミングで薬物容疑で逮捕。身から出たサビとは言え、周囲の期待が大きかっただけにショック。ドラマ,映画、CMが急遽キャンセル。各界に与えた経済的損害はかなり大きい。

さて、北アフリカのアルジェリア。美人国として有名。その象徴がクレオパトラ。古代ローマ国王二人から寵愛を受け、王の権力を欲しいままに動かした歴史上の女性。絶頂期に急死。死因には諸説ある。が、その一つが最も信頼していた女官に毒殺された。

爽やかな美貌と気性の激しさが魅力の女優。その女優を“最悪中の最悪”のタイミングを見定め,引きづり降ろした誰かがいる。クレオパトラ的な展開に驚きます。薬物刑の罪は重い。が、才能があるだけに更生してほしい。


■ 亡き父の姿が思い出す 19/11/16

1970年代を代表するTV脚本家、向田邦子。絶頂期に亡くなった。享年51歳。NHK-BSでは向田作品を再放映中。過日、代表作の一つ『父の詫び状』を観ました。戦前、娘時代の向田家の回想を綴った随筆を小説化。未だに人気のこの本。どこの書店にも必ずある。まだの方にはお勧めの一冊です。さて…。

【ストーリー】
画像に含まれている可能性があるもの:1人以上父は、父親の顔さえ知らずに育ち、高等小学校を卒業後保険会社に就職。誰の引き立てもなしに支店長まで出世した人だった。しかし、家の中では、怒りっぽく、いばってばかりいる。そんな父のことを、「芯はやさしいのよ」と言って笑う母。娘は、独善的で、乱暴な父に反発を感じているが、外での父の卑屈なおじぎや祖母の死を通して、父の意外な素顔を知る。娘の視点から、懐かしい風俗とともに、庶民の家族のきずなや哀感をしみじみと描く。

転勤族だった向田家は転居を繰り返した。このストーリーの頃(戦前)は中目黒四丁目付近に住んでいたようです。戦後間もなく、数年間、仙台勤務だったようで、大学生(実践女子大)の頃、向田邦子は何度か両親の元へ。仙台(米ケ袋付近)で一夏過ごした事があったようです。今年で生誕90年とか…。生きていればどんなフィミリーヒストリーを書いていたか…。

実は私の父親も向田家の父親と同じで明治末期生まれ。鹿児島の“血”を引く。父の顔を知らずに育った。親戚もない東北の地(仙台)で子だくさ家庭を支えた。向田家ほどではないが、父親の威厳や確執など少し似通ったところがある。寡黙で気難しい父の姿を想い出し、懐かしさを感じました。


■ どリングがエクササイズになる 19/11/14

知人(51歳・男性)から聞いた話し。内臓脂肪を減らすとされる機能性飲料水(ノンアルコール)を毎夕食時に飲んでいたら一年間で7キロ減量した…とのこと。ウソのようなホントの話しらしい…。確かに見た目もスッキリ。顔もすこし小ぶりに見える。昨今、飲んで痩せるとするTVコマーシャルをよく見かけます。ウソではないようですネ。

写真の説明はありません。歩行は週単位で管理。週7万歩を歩けば5週間で1キロ減量できる。一年間続ければ10キロ。理屈ではそうなる。継続できるか否は別問題です。知人によればほぼ毎夕食に1本飲んだらしい。1本(350mm)当たり130キロカロリの内臓脂肪が燃焼していたことなる。

クラブ通いで運動した時に比べ、費用対効果がイイ。時間の節約にもなる。大変な時代になってきましたネ。知人の話を聴きながらそう思いました。


■ 勉強好きは一生の宝 19/11/12

伸びるヒトと伸びないヒト。その違いはほんの僅か。伸びるヒトは「素直さ」「前向きさ」「勉強好き」が身についている。さて、問題は勉強の仕方です。若い頃、フィリピン国立大で3年間、水泳を教えました。語学力の低さが悩みの種。そこで勤務二年目の夏、サマースクールを受講しました。『勉強の仕方』という科目があり、宿題が多く、大変でした。が、今もその時、学んだ事がとても役に立っています。

テキストはズバリ“How to Study”(by A.W.Kornhauser)。小冊子ですが内容が濃い。帰国後、既に日本語訳になっている事を知りました。『大学で勉強する方法』(玉川大出版部)です。元々はシカゴ大新入生用に作成されたテキストらしい。

テキストの内容は勉強の意味から始まり、集中力→思考力→創造力の三要素。読書法、メモやノートの取り方、活かし方。効果的な記憶のコツなど。勉強の仕方が分りやすく解説されています。半世紀前の本でありながら、未だに新鮮。近年、「知のツールボックス」(専修大出版部)なる本も出版され、何をどう勉強すればイイのかが分り易く書かれています。

「勉強好き」は一生の宝。願わくば、素直な心と意欲。理屈より行動が先行するポジティブ思考があれば鬼に金棒。必ず伸びるヒトになる。がんばれ若いモノ…。


■ 最後の向田作品「阿修羅のどとく」再放送 19/11/07 2

数多くの“家族”を題材したテレビドラマで一世風靡した人気脚本家向田邦子。絶頂期、台湾旅行中に飛行機事故で没した。享年51歳。最後の向田作品となった『阿修羅のごとく』がNHKで放映(1979年)。大評判となりその後、小説になり映画になり舞台化された。なので、若い世代にも彼女のファンが多いのではと思います。

さて、今年で没後40年。NHK-BSで『阿修羅のごとく』(3部作)が再放映されました。改めて観ると物語の背景がより鮮明に分り、奥深さを感じました。老夫婦と娘4人の人生模様。平穏な家族関係の中にも夫の浮気や妻の不倫など負の陰が次第に見えてくる。女は一皮むけば蛇とも化す。ヒトは世間の闘い中で生まれ変わりを繰り返す。文字通り阿修羅のごとくヒトは生きているワケです。

興福寺の阿修羅像(国宝)の3面の顔と6本の手、三面六臂(さんめんろっぴ)と呼ばれる異様な姿。ヒトはどう生きればよいのか。この仏像に私たちの人生が現われています。

NHKドラマで演じた八千草薫さんも緒方拳さんも…。名優たちは永久の旅路へ。合掌。


■ 初心者の三大キック練習の意味 19/11/07

腰掛キック→壁キック→板キック。初心者指導の導入時に三大キックを教える本当の理由。つま先と親指の動かし方を視覚と触覚で確かめる。足根骨→中根骨→趾骨の前後左右へバランスよく動かす。それがキックの極意です。知ってましたか。キックを教える意味が分かれば指導者能力がレベルアップしますヨ。


■ HAKAと相撲の文化の共通性 19/11/06

久しぶりに新横のラーメン博物館へ。台湾の若夫婦をお連れしました。目指してきたお店は代替わり。“卒業”と言うらしい。北海道・利尻島のラーメン店(昆布だち)の列に並びました。

私たちの列に並んだ初老のご夫婦。ニュージーランドからラクビーW杯観戦で初来日したとか。順番待ちの間、立ち話。日本チームの8強入りや観客のマナーの良さをベタ褒め。話しは“HAKA”へ。サモア文化の戦いの儀式。ニュージーランド・フィジー・サモアが行う。ご主人曰く「相撲にも似た儀式があるよネ」と…。神前での戦いの前に行う儀式。蹲踞や四股の事らしい。なるほど、“HAKA”に似ているとも見えます。

別れ際、ニュージーランドの国鳥キーウィの小さな置物を頂戴しました。かわいいネ。


■ 台湾でAEA養成が始まる 19/10/05

今回のAEA/ATRIアクア養成コースへ台湾から参加したご夫妻。欧米10数か国を巡り、各国でのアクア指導者の養成を体験。米国でのアクア指導者の養成システムがナンバーワンと結論。今後、台湾でAEAアクア養成をスタートすることになった。その前にアジア最初にAEA養成をスタートさせた日本。これまで20数年間継続できた理由と育成の仕方を学びに来日。前半(3日間)の立ち上げの仕方を学びました。


■ IOC会長の真の狙い 札幌マラソンへ 19/11/04

IOCメンバーの4人に一人はアフリカ人。バッハ会長の“支持者”(子分?)たちの多くがアフリカ諸国。アフリカ人ランナーの得意がスピード・マラソン。その条件と環境を整える。親分としての子分たちへのアピール(?)。IOC会長再選への布石かも…。お金の“匂い”がしますね。

【東京五輪マラソン】小池都知事「ただ暑いというだけで札幌開催なのは理解出来ない」