facebook instagram

スイミングスクールのアクア再構築への動き  2011.01.15

スイミング大手運営会社の幹部ミーティングに招かれ、2時間、スピーチしました。

少子高齢化の時代。スイミングスクール経営はさぞ大変と思いきや実は堅調なのです。確かに2000年前後、全国に1300ヶ所余あった。が、フィットネスクラブの台頭などで競合淘汰。今は1000ヶ所前後です。この間、厳しい経営が続いたようですが、サバイバルできたスイミングスクールは安定経営。さらなる成長へ向けて動き出す余裕すら出てきています。一方、フィットネスクラブは逆で数年前から苦戦しています。スイミングスクールの様子を知った大手各社の中には”リニューアル”の名目で休館。子ども用ロッカーを新設。急遽、スイミングスクールを”開業”するといった動きすらあります。フィットネスクラブに比べて、施設アイテムが限られているスイミングスクールはプールの一層の活性化を図るしかありませんから、アクアなどスイミング周辺プログラムを充実する。つまり水の専門家として質の向上を図ろうとしているわけです。今回、幹部ミーティングにお呼ばれした背景にはそんな意図があるように感じました。

久しぶりにスイミングスクールの最前線で奮闘中の経営管理者の方々と話し合う機会があり、彼らの現状の悩みや課題に向けての取り組み方を知り、新鮮な刺激を受けました。アクア一つにしても”なんってちゃってアクア>ではなく、キッチリ体系化した戦略的コンセプトを構築したい。そんな本気度を少し感じました。フィットネスクラブ側から観た場合のアクア、スイミングスクール側から観た場合のアクア、それぞれアクアの位置づけや方向性が微妙に違う。今後、双方で望まれるアクアメニューは自ずと違ったモノになるでしょう。それだけアクアの裾野が広がりつつあることを実感しました。

さて、明日(1月16日)、第1回ハーフディ(半日)講習会です。2011年のAD研が始動します。この半日講習会はこれまでとは一味違う考え方で始めます。1回目は「水中ウォーキング」。今時、なぜ水中ウォーキング(?)…と思う方がいるかも知れません。しかし、簡単そうで実は難しいのが水中ウォーキングなのです。効果的な指導内容にするには専門的なノウハウが要るのです。何がどう違うのか…お楽しみに。

AD研 今野純

追伸:お呼ばれした会社へ出向く道筋、チョット嬉しい事がありました。フィットネスクラブ「東急オアシス」の粋な計らいを知り、感激しました。実は若い頃からの親友が白血病で急死。海外出張中だったので葬儀にでれず、それがズーツと心残りでした。やっと彼のお仏壇にお線香を上げ、大好物だったチョコレートをお供えすることができました。そのお仏前の隅に額入りで「永久メンバー証」が飾られていました。確かに彼は長年のクラブメンバー。それもクラブ内クラブ(ジョギング)を立ち上げ自ら世話人をする模範的なメンバーでした。誰からも慕われた彼の人柄なのか、そんな彼へ永久メンバー証で報いる東急オワシスの粋な計らい。感激。彼のことですから、きっとあの世でも、周囲から慕われ、ジョギング好きを募り、走っていることでしょう。そして、仲間たちに永久メンバー証を見せ、自慢しているに違いありません。松ちゃん、ムリせず、ノンビリ走れ。いつか、どこかで、また会おうゼ。