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フィユージョンの元祖 ラテンダンスの魅力を満喫  2011.06.28

「対立」から「統合」へ。「分離」ではなく「融合」へ。世界の様々な価値観がそのように変化しています。本来ならば別物だったはずの二つ以上のモノが混ざり合い、同化して一つのモノになる。そうなることで別の価値が加わる。世界はそうなることを求めています。フィットネスの世界でも例外ではなく、フィユージョン(Fusion)と称される様々な運動プログラムが次々に登場していることはご承知の通りです。中には無理やり創作された”賞味期限付き”のモノもあるようですが、フィユージョンのルーツ的存在なのがラテン系のダンスや音楽です。マンボ、ルンバ、サルサect・・・。アフリカをベースにした混合文化を背景に長い時間を掛けて集合と分離を繰り返して出来上がった独特な魅力があります。ラテンはフィユージョンの王様といえるでしょう。そんなラテンダンスの世界的なリーダを講師に迎えて特別講習会を行いました。ドミニカ人の血を引くニューヨーカー。現在はイタリヤの都ローマでヨーロッパ屈指のフィットネス・インストラクター養成学校を経営しているミミ・ロドリゲス・アダミ(Mimi Rodriguez Adami)さん。日本をはじめ世界15ヶ国で翻訳出版されている『アクアフィットネス』の著者です。

今回の講習で知ったのですが、ラテンダンスは大きく9つに枝割れしている。それぞれのベースになった考え方や背景の違いを知りました。一緒くたに考えていた自分の浅はかさくを痛感しました。奥が深いね。その9つのラテンステッフとは以下の通り。

◎メレンゲ Merenge
◎チャチャチャ  Cha Cha Cha
◎サルサ  Salsa
◎クンビア  Cumbia
◎タンゴ  Tango
◎サンバ  Samba
◎ランバタ  Lanbada
◎ケブラディータ Quebradita
◎ベリーダンス  Belly Dance

通訳をしてくれた金子智恵さん(ハートアンドボディコネクション代表)はミミさんとは20年来の知り合い。ご存知の通り、金子さんは日本を代表するラテンダンスの指導者。だからと言う訳ではないのですが、的確な日本語で正確に訳してれました。外人講師を招いての講習会の難しさの一つは、成功へと導く50%は通訳のチカラと言われます。ミミさんの講習内容の素晴らしさを表現してくれた金子さんに感謝。ありがとうございました。

AD研究所 今野純

追伸:それにしてもミミさんは”還暦”を過ぎている。日本の次はフィンランド→ブラジルへ。ダンスは3歳からしているとのこと。趣味は…と尋ねたら「踊りかな…」「私は仕事をしていると思ったことは一度もないヨ。踊りを教えている時が最高に楽しいの…」とのこと。凄い情熱と体力。還暦過ぎでも世界中に飛び歩いている原点をチラッと垣間見ました。以上