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プール天井落下 女児2人けが 宮前区のスポーツクラブ   2012.03.15

川崎市宮前区のスポーツクラブで、14日夕方、屋内プールの天井のパネルが幅3メートル、長さ15メートルにわたって落下し、小学生2人が軽いけがをしました。警察が施設の関係者から事情を聞くなどして落下した原因を調べています。

14日午後4時半ごろ、川崎市宮前区のスポーツクラブ「ティップネス宮崎台店」で、屋内プールの天井のパネルの一部が突然、落下しました。警察によりますと、落下したのはプールサイドの天井の縦24センチ、横60センチ、厚さおよそ1センチのパネルで、幅3メートル、長さ15メートルにわたって7メートルの高さから落下したということです。この事故で、プールサイド近くのレーンにいた8歳と10歳の小学生の女の子2人が頭を打つなどして軽いけがをしました。警察によりますと、当時、プールでは水泳教室が行われていて小学生の生徒や指導員など40人前後がいましたが、これまでにけがをした人は、ほかにいないということです。現場は、東急田園都市線の宮崎台駅近くで、警察と消防は、施設の関係者から話を聞くなどして、パネルが落下した原因や当時の詳しい状況を調べています。スポーツクラブを運営する「ティップネス」によりますと、事故のあった施設は、平成3年7月に営業を開始し、東日本大震災を受けて、去年7月に点検を行った際には異常はなかったということです。また、事故が起きた際、プールでは、7歳から11歳の小学生42人が水泳のレッスンを受けていたということで、施設では当面の間、プールの営業の中止を決めたということです。ティップネスの八木一成総務部長は「このような事故が起き、お詫び申し上げます。事故の原因究明を行い、再発防止に努めるとともに、けがをされた2人には心からお詫び申し上げたい」と話しています。


2012.03.15    NHK神奈川ニュース



[ コメント ]

  1. Aqua Dynamics Institute より:

    プール天井が長さ19mにわたり落下、スポーツクラブで-過去にも全国各地で似た事故

    スポーツクラブを経営するティップネス(東京都港区)によると、3月15日午前の時点で天井が落ちた原因は分かっていない。「東日本大震災後の2011年7月に天井を点検した際に異常はなかった」と説明している。同社は全国に59店舗を展開している。3月15日は各店舗のプール部分だけ閉鎖して、安全点検を実施した。

    ■換気を怠って事故招いたプールも

    プールから立ち昇った水蒸気の影響で、天井裏は高温多湿になりやすい。換気や断熱が不十分な場合、結露が発生して軽量鉄骨の天井下地材などが腐食する恐れがある。プールの天井材が落下する事故は、過去にも全国各地で相次いでいる。

    例えば、丸和商事(現マルワ、埼玉県坂戸市)が運営する埼玉県飯能市内のフィットネスクラブでは2005年11月、屋内プールのつり天井のパネルが長さ25m、幅10mにわたって落下。プール内にいた2人が首や肩に軽傷を負った。パネルを天井下地に固定するビスがさびていた。プールは1988年に完成した鉄骨造2階建ての建物の2階にあった。事故の6年ほど前、天井裏の結露が激しく、パネルの一部に損傷が見つかったため一部を張り替えるなどしていた。

    2008年1月には、愛知県豊田市にある豊田スタジアムスポーツプラザ内の屋内プールで、ケイ酸カルシウムでできたつり天井のパネルや、ロックウールの化粧吸音板が長さ20m、幅4mの範囲で落下。営業時間前だったので、けが人はいなかった。プールは2001年に完成した同スタジアムの地下2階にある。このプールで明らかになった原因も、天井裏の結露だった。

    建築研究所などの調査によると、年末年始の休業期間中に天井裏の換気扇を止めたため、結露が発生。ケイ酸カルシウムのパネルが結露水を吸って重みを増した。そこに、一部のパネルと天井下地材とのビス止めが不十分だった施工ミスが重なり、落下を招いた。

    ■大阪では重さ100kg超の仕上げ材が剥落

    大阪市淀川区役所に併設した同市立淀川屋内プールでは2009年8月、屋根と天井を兼ねる鉄筋コンクリートのく体に15mmの厚さで吹き付けた「調湿性粒状岩綿」と呼ぶロックウール系の仕上げ材が縦2m、幅3mにわたって剥落。落ちた仕上げ材の重さは100kgを超えていた。プールには小学生など約40人がいたものの、けが人はいなかった。プール棟は事故が起こるわずか半年前の2009年2月に完成。鉄筋コンクリート造3階建てで、プールは最上階にある。各地の屋内プールでつり天井の落下が相次いでいることを踏まえ、大阪市は設計当初からつり天井を使わず、く体への直仕上げを決めていた。それでも仕上げ材が落ちた。プールは事故後、吹き付けた仕上げ材をすべて撤去したうえで塗装仕上げに変更し、2010年2月に再オープンした。当初の仕上げ材と比べて防音性能が劣るものの、落下事故の再発防止を優先した。

    大阪市は事故後、日本建築総合試験所を通じて剥落の原因を調査。9カ月かけて再現実験や材料の成分分析を実施した。しかし、原因の特定には至らなかった。

    [日本経済新聞]

  2. Aqua Dynamics Institute より:

    14日午後4時25分ごろ、川崎市宮前区宮崎のスポーツジム「ティップネス宮崎台店」で、プールサイドの天井に張られた石膏(せっこう)ボードが落下し、小学生の女児2人が、右頬にすり傷を負うなどの軽傷を負って病院に搬送された。 宮前署などによると、石膏ボードは約20メートルにわたって、突然はがれ落ちた。落下したボード1枚の大きさは縦60センチ、横24センチ、厚さ1センチという。落下当時、子供対象のスイミングスクールが開かれており、小学生とインストラクター計約40人がプールにいた。2人のほかにも数人がかすり傷を負ったという。同署が落下の原因を調べている。

    [宮崎台ローカル掲示板]

  3. Aqua Dynamics Institute より:

    14日午後4時10分ごろ、川崎市宮前区宮崎のスポーツクラブ「ティップネス宮崎台店」で、プールサイドの天井部分が長さ約19メートル、幅約2.7メートルにわたって落下した。神奈川県警宮前署によると、同市在住の8歳と10歳の女児が、飛んできた破片で頭や顔に軽傷を負った。同署が落下原因を調べている。
     
    [時事通信社]