facebook instagram

民間クラブに節電を義務化 違反クラブは罰金  2011.04.09

フィットネスクラブ&スイミングスクールに節電制限を義務化。夏季の電力ピーク値制限、大型クラブは25%節電を義務化。法令違反の場合、100万円以下の罰金。政府は電力需要本部を開き、6月下旬~9月中旬にかけての電力需給対策を決定。東京電力・東北電力内にあるフィットネスクラブおよぎスイミングスクールに対して、電力ピーク値を以下の通りとすることを決めた。すなわち…

◎デマンド契約で最大500KW以上の施設
ピーク値を25%抑制することを義務化。抑制できない場合、100万円以下の罰金が課せられる。

◎デマンド契約で500KW未満の施設
ピーク値を20%抑制する。節電計画を4月末までに作成、自社ホームページ上に公表する。義務・罰金はないが、自主的に計画を遵守する。



[ コメント ]

  1. aquastaff より:

    菅政権は21日、東京電力と東北電力管内の今夏の最大使用電力の削減目標を、家庭、企業とも一律、前年比15%減とする方針を固めた。政府の当初案では、削減幅を大口需要家25%、小口需要家20%、家庭15~20%と決めていたが、供給力を増強するめどが立ち、節電目標を引き下げる。

    ◆◆◆ 2011.4.21.【朝日新聞】 ◆◆◆

  2. aquastaff より:

    電力需給と経済活動は正比例するのがマクロ経済の常識です。想定外の自然災害だったとは言え、福島原発事故に関する中枢部(東電→安全保管院→政府官邸)の判断力の鈍さと初動対策の遅れが本当に悔やまれます。あの計画停電は一体何だったんだろう。とにかく、大騒ぎした計画停電は事実上中止。これからは夏季へ向けての”自主的”で”節度”ある電力抑制の「義務化」(そこが日本的で微妙な解釈なのですが…)となります。経済への悪影響は最小化へ。一応、政府方針が決定したようですから、次は夏場ピーク時をどのように回避するかです。目標値は昨年夏の20%ダウン。結構、大変です。多分、営業時間の短縮ぐらいでは達成できないかも知れませんネ。休館日を増設。週休二日のクラブもありかも…。知恵の出し所ですネ。

    ロイター通信が世界へ発信した長文レポート『地に落ちた安全神話~福島原発危機はなぜ起きたのか~』を読みました。原因と結果を8つの項目に分析。外人ジャーナリストの鋭い視点にドキリ。一つ一つが戦後の日本社会の暗部や汚点、日本人の短所や欠陥に由来することばかりです。胸にグサリと刺さりました。太平洋戦争での日本軍の敗戦プロセスとどこかでリンクします。私たち一人ひとりの内面に”福島原発事故”があるのだと痛切に感じました。

    東日本の電力不足は当分続きそうです。ムダと自粛は意味が違いますが、ムダは省かねばなりません。小まめにスイッチを切ることから始めましょう。

    AD研 今野純